教育哲学会第49回大会
開催日:2006年10月14日(土)・15日(日)
会場:東京大学本郷キャンパス
赤門総合研究棟・教育学部棟
教育哲学会第49回大会は、2006年10月14日(土)、15日(日)の両日、東京大学本郷キャンパスを会場として開催されました。好天にもめぐまれ、大会参加者は2日間で294名にのぼりました。
今回は一般研究発表の申込数が43件と例年よりも多く、第1日に5会場、第2日に4会場を設けることができました。なかには補助椅子が必要となる会場もあったようです。準備不足を恥じつつ、盛況を喜んだ次第です。
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第1日の研究討議(開催校企画)のテーマは「教育研究と哲学研究--その乖離と邂逅」でした。加藤守通会員、西村拓生会員 、そしてゲストとしてお招きした川本隆史 氏(東京大学)の提案を受けて、指定討論者の丸山恭司・中田基昭の両会員が論点を提出して議論が展開されました。 |
第2日の課題研究(理事会企画)では、「教員の養成教育において教育哲学の果たすべき役割とは」をテーマに、山口恒夫会員、 松浦良充会員、宮本健市郎会員の提案を受けて議論が展開されました。 |
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今回も課題研究終了後に設定されたラウンドテーブルでは、寺岡聖豪会員の企画による「1920年代の子どもをめぐるまなざし--「内なる子ども」」、真壁宏幹会員の企画による「美的人間形成論の新たな可能性--ワイマール期ドイツにおける「子どもの描画」問題をめぐって」が開かれました。
第2日目の総会で小笠原道雄代表理事も言及されたとおり、半世紀近い教育哲学会の歴史のなかで、東京大学を会場にして大会が開かれるのは今回がはじめてです。会員である4名の教員(佐藤学、中田基昭、西平直、今井康雄)の他、3名の大学院生会員(岩下誠、須川公央、松尾憲一)も加えて実行委員会を組織しました。院生委員の創意と実務能力が大会運営を大きく支えてくれたようです。とは言え、不慣れのために至らぬ点も多々あったかと思います。会員の皆さまのご協力を得て何とか無事に大会を終えることができました。会員の皆さまに心より感謝申し上げます。
第49回大会実行委員会 事務局長 今井康雄
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